そのひとは、悩んでいました。
5年間勤めていたサロンを退職し
アルバイトを続けていましたが、
そろそろ定職に就かないと。
そのひとは職業安定所へ通いつめ、
2つの就職先を見つけました。
ひとつは、神戸市に拠点を置く大きな
お酒の問屋さん。
そのひとの実家は酒屋さんで
お酒の事を勉強し、実家を継ごうと思いました。
もうひとつは、訪問理美容という仕事で
病院や老人ホームへ出張し
お年寄りの方の髪の毛を切るというもの。
そのひとは、悩んでいました。
サロンへ戻る気はなかったのですが
その訪問理美容という仕事について
考えていました。
福祉はこれからの仕事だというのも
理解していましたし、そのひと自身も
おばあちゃん子だったので
その仕事に対し、強い興味を持ちました。
散々悩んだ結果、そのひとは訪問理美容の
仕事を選びました。
12月の22日。
1年の内で、最も忙しい時に入社したそうです。
そんな忙しい時期にもかかわらず
先輩方は丁寧に指導してくれました。
そこの社長と初めてのお食事の時に言われた事を
そのひとは、今でも覚えているそうです。
「親の老後は俺に任しておけ!」
そのひとは、ここは親の面倒まで見てくれるのかと
大いに安堵したそうです。
そのひとは、その会社で美容以外の
様々な事を教わり、経験しました。
そして、部下を持ち、支社を任され
間もなく8年の歳月が経とうとしています。
歳を重ね、妻を持ち、子供も授かりました。
8年前から比べると、格段に成長はしましたが
まだまだ序の口。
未だに社長や上司から怒られる事もあるそうです。
しかしそのひとは、思います。
この会社が好きだ。
何よりも、まずスタッフの事を考えてくれる
この会社が好きだ。
今では、そのひとが会社を作っていく
立場にあります。
同じ思いで入社してきた仲間にも
そのひとと同じ思いをさせてあげられればと
思うそうです。
この8年、振り返ればたくさんの思い出があります。
楽しかった思い出はもちろん
辛かった思い出も。
今では、全部ひっくるめて良い思い出だそうです。
そして、これからもその会社でたくさんの
思い出を作っていくのでしょう・・・。
私のブログはこれで終わります。
しかし、来週からはまた新たなメンバーも加わります。
そして、これからも板ばさみ奮闘記のブログは
続いていきます。お楽しみに。
ご愛読、ありがとうございました・・・。


























